おいでよクラシカロイドの沼

クラシカロイド 感想。私(ナジェージダ)、ミーチャ(相手方)の座談会形式で行います。よろしくお願いします。

クラシカロイド 1期16ー20話感想

16話「働け! ベトモツ」

ナジェ「テーマは「ロイドはクズニート その2」。12話の冒頭でシューさんが職安に行ったときから、仕事の話が出ることは想像ついていたよ。じゃないとどうやって家賃払うのよってw まあ、彼らの真の目的は家賃じゃなくてマーレオポンなワケだが。まあ払わなくてもなんとかなっていたものを払うより、新たに物が加わる方が楽しいよね」

 

ミーチャ「最初のピアノ講師の仕事、前世でもやってそうだし、絶対に向いていると思ったんだけどな。まあ、クラシカロイドとしてあれだけ性格がデフォルメされてしまうと、もう人に教えるとかもできなくなるんだなあ。シューさんとリッちゃんならできそうだけど(後者は2期10話の最後で実際にやってるし)」

 

ナジェ「ピアノの調律にこだわるベトさんが可愛かった。そして次にコンビニ。名札に書いてあるフルネームがだだ長いのがじわじわくるわ。ギャル姉ちゃんを仕事できるキャラに描いていて、この話の最後でシューさんを慰めているところといい、「弱者に優しいクラシカロイドの再来だなあって思うわ」

 

ミーチャ「もちろんコンビニのバイトなどで満足するわけもなく、職場を転々とした挙句、ついにやのつく職業の道へ! 意外と向いていると思ったのは俺だけだろうか、奴ら、あんまり同情とかしないし」

 

ナジェ「そうだね。そして後半。外こもりショパンのキャラ崩壊ぶりにウケたw カテキン混声合唱とか、ロン毛下ネタKY男とか、心理的にも物理的にも距離が近すぎるお化粧お化けとか、パワーワードを錬成しすぎだよ。大体最後とか、せっかく前世の親友なのに、リッちゃんのことなんだと思ってたのよw」

 

ミーチャ「チョっちゃんと話す中で、次第に目的がマーレオポンからマーっちゃに変わってしまうベトモツ。「田園」のムジークを促成栽培に使うベト、お見事です。茶葉がロボット化しなくてよかったw」

 

ナジェ「せっかく安住の地を見つけたと思ったのに、茶摘みの時期が終わったら追い出され、家賃地獄に逆戻りするベトモツ。先輩を探すが見つからず落ち込むシューさんとか、さっきの外こもりウォーカーショウペンさんとか、愛ゆえにマーレオポンならぬ石棒を作ってしまうリストさんとか、今回はキャラ回しがうますぎたわ。監督さん、good job!」

 

ミーチャ「EDは「4a.m.Nocturne」。今更かよ。この曲に合わせてショパンがくるくる回っているのがまたなんともw」

 

 

17話「みかん! みかん! 焼きみかん!」

ナジェ「前回が正統派ギャグ回だとしたら、今回は「シュールスリラー回」。もうね、ツッコミどころが満載すぎて。絶対これ見たちびっこの一割は夜眠れなくなるだろw」

 

ミーチャ「冒頭から、歌苗が風邪でダウンして「瀕死なのは僕たち」とのたまうショパンなど、クズニートっぷりを露呈させるロイドたち。本当にこいつらなんだったらできるんだw

 焼きみかんを食べたベト、シュー、リストが高熱を出し、挙げ句の果て顔がみかんと化す。さらにその顔がもげて、花が咲いて……。真剣に想像したら怖いわ、そしてそんなゾンビたちに無邪気にタッチしてみかんジュースを浴びてペロペロ舐めたりしてるモツはもっと怖いわ。ナチュラサイコパスかよ」

 

ナジェ「ショパンさん、般若心経とかありをりはべりいまそかりとかはネット経由で覚えたんだろうか?」

 

ミーチャ「あれだけ5ちゃんねるやってると、現代日本の常識が色々身につきそうな気はするけどね。この適応力をシューさんに半分分けてやってほしいよ」

 

ナジェ「そしてモツと奏助を裏切り、パッド君を助けるショパン。ジョリーの一件で人間不信は治ってなかったのかw」

 

ミーチャ「どこまでも無邪気なモツにマジレスするショパンもレアな図だったね。普通ならベトさんかシューさんがやりそうなことを状況が状況だからやるっていう。「君は何を考えているの……?」にぞくっときたわ」

 

ナジェ「ムジークは「みかんゾンビマーチ〜トルコ行進曲より〜」。意外と歌いやすいので、カラオケで高得点目当てに歌ってみては? あの花の顔のままみんながスリラーを踊る絵にはもう盛大に吹くしかない。しかし、「何も解決してないよね」というチョっちゃん、ムジークの八割は問題の根本的な解決には繋がらないよ? なんだったら君の「4 a.m. Nocturne」も一生あんなところに閉じこもれるワケじゃないよね?」

 

ミーチャ「とにかく、今回は、家の修理代がすごいことになりそうな回なのでしたw そして安定の無限ループオチ。シュール回にはやっぱりこれだよね!」

 

18話「ミツルロイドとぎょうな君」

ナジェ「音楽用語しか喋らなかったイケオジのバッハ様が、今回自らのパンツをペンキ塗りたてのベンチに座っておやぶりになって、仕方なくぎょうな君に入ることにしたのよね。唯一のシリアスキャラさえギャグに巻き込んでしまうスタイル、好きです」

 

ミーチャ「ぎょうな君、意外と萌えるしね。

 一方奏助は三弦の部下に連れ去られてミツルロイドの材料にされる。人選ミスも甚だしいわw そして出来上がったロボットを更正した奏助本人だと勘違いする音羽館のみなさん、ひどい! 後々シューベルトがサイボーグになってもみんながペラペラ史実姿になってもおかしいって気づくのに。そんなに奏助って存在感ないのかよw」

 

ナジェ「奏助ロボの「ホーメーテー!」という叫びは、必死に頑張ってきたはずなのに音羽博士を越えられなかった三弦にも通じるところあるよね。承認欲求の強い二人、結局満たされることのないまま話が終わるんだけど…。2期でメインテーマになるこの重たい気持ちが、まさか早くもここでも描写されていたとはね。

 みかんゾンビマーチって車も整列させることができるんだ〜。へ〜。なかなか強いね〜。終盤ではゴーストも召喚していたし、ムジークの応用性は計り知れないね。

 今回の新規ムジークは「魔力のアリア〜G線上のアリアより〜」。ついでに「How to Win! ~トッカータとフーガより〜」についても解説する。前者はCMにもよく使われている曲だよね。それがバラード風のアイドルソングになっている。後者はかっこいいアップテンポの一昔前風アイドルソング。どっちもカラオケで歌うといい感じ。効果はどちらもムジーク無効化系。洗脳も可。なかなか強い効果だよね。

 ということで今回は以上です!」

 

 

19話「恋すれば死す」

ナジェ「公式が意外なカップリングを推してくる回だぜ!」

 

ミーチャ「本当にたくさんあったので気になったのを3つほどだけ。リッちゃんのバニーガールはもはや反則だと思う。巨乳がバニーなんか着たらみんな惚れてまうやろ。まあ、対象がチョっちゃんじゃなくて奏助だったのが意外だな。まさかこのバニー、2期9話の伏線ってことはないよな?」

 

ナジェ「ないない。それと、ポーランド組二人の恋愛未遂。二人三脚ってきゅんきゅんする状況かな、相手がもたついてたり自分が運動音痴だとイライラギスギスの原因になりそうだけど。チョっちゃんはゲームで全アイテムロストするかもしれないとそわそわしているんだし、恋愛には死んでも発展しなさそうだけどな。バダちゃんの解説がいちいち多くて面白い。雨の中子犬を可愛がるチョっちゃんを見て、雨だれのプレリュードと子犬のワルツを思い出した私はちょっと病気かも」

 

ミーチャ「んなことねえよ。あとはチョっちゃんとシューさんね。なんであんなにヤンキーがハマり役なんだろうねシューさん。これは間違いなく21話の伏線だったわ」

 

ナジェ「そのぐらいかな。正直私はラブコメ展開が苦手だし、クラクラ解散騒動もそこまで興味がなかったので、感想として書けるのはここまで。ただ、白鳥の湖にハッピーエンドとバッドエンドがあるという設定を生かしたのはすごくよかったと思うよ。のちのフィガロの結婚回も隠れフィガロネタがあったらしいけど、その辺、おおっぴらにさらして欲しかったな。私みたいな演劇やオペラがわからない人には、楽しめないことだし。せっかく勉強になるネタ用意しているんだから、うざくならない程度にフォローは入れて欲しいな」

 

ミーチャ「ムジークは「白鳥ROCK」。あのバレエの曲がこんな透き通るようなロックになるなんて想像だにしなかった。歌詞もメランコリックでいい感じだ」

 

ナジェ「ということで、この辺で」

 

 

20話「その名はモーツアルト

ナジェ「たった2回飛ばしでモツ回だぜ。モツ、優遇されてるな!」

 

ミーチャ「今回は「天才の孤独」を表現した回だったそうですが、実感、わかないなあ……」

 

ナジェ「そう、モツパニックとか、おばあちゃんの写真に「全然知らないけど」って言いながら語りかけるモツとか、おっぱいお好み焼きとか、そういうところには笑えたんだよ。でもなあ、今のモツに、天才の孤独なんか言われたくない。史実のモーツアルトは、頭の中から音符が溢れ出しそうなほどのインスピレーションに満ちていたけれど、結果生み出した曲を、なかなか評価してもらえなかったってことでしょ。それと、思うままにいたずらしたいっていう自分を、周りが迷惑だから受け入れてくれないっていうのとは、やっぱり、違うよ。正直今のモツには、前世で生み出した17歳の恋人に相対する資格すらないと思うよ。だって、その時に感じた音楽的なインスピレーションを、今のモツはいたずらに徒らに浪費してるんだもん」

 

ミーチャ「そうだよなあ。髪を下ろしたモツが美しかったのは認めるけどな。今回のムジーク、「疾風怒濤〜交響曲第25番より〜」は、モツが「第九の呪い」の例外だったことを如実に示す曲だな。正直、原曲もアレンジも歌も歌詞も素晴らしいんだけど、この回のモツの心情に共感できない以上、どうしてもお気に入りからは外れちゃうんだよな」

 

ナジェ「音楽祭で聞くのは、楽しみだけどね。

 それでは、今回はこの辺で」