おいでよクラシカロイドの沼

クラシカロイド 感想。私(ナジェージダ)、ミーチャ(相手方)の座談会形式で行います。よろしくお願いします。

クラシカロイド 3期3話「モーツァルト再び」あらすじ

クラシカロイド 3期3話「モーツァルト再び」あらすじ

 

 モツ君親衛隊の3人(海月は除く)が音羽館に遊びに来ることに。あの時の合コンをもう一回やりたいらしい。しかしモツは風邪でとても3人の相手ができそうにない。事情を歌苗が話すと、「明日しかスケジュール合わないのに……」と残念がる3人。仕方なく、健康な音羽ロイド達で合コンを開催することに。男子:ベト、シュー、ワー君、チョッちゃん、女子:歌苗とモツ親衛隊3人という構成で、幹事には、ワー君は年齢的に、シューは先輩びいきしそうだから、ベトはこだわりを押し付けそうだから、という理由で不適格とされ、消去法的にショパンが選ばれる。歌苗の「第2のモツさん」という言葉に反応し、はじめは断るショパンだが、部屋に目張りをするのを許してもらえると聞き、しぶしぶやることに。

 目張り許可は合コンが成功した場合のみ、ということで、風邪でゴホゴホ言っているモツにみんなを喜ばせる方法を教えてもらう。しかしモツは「とにかくバーっとガーッとピャーっと」みたいな意味不明な説明しかせず、挙げ句の果て「僕の衣装と髪型を真似すればなんとかなるよ!」と、衣装一式とかつらを渡す始末。辟易するショパンを、シューさんが心配そうに見守っているのだった。

 いよいよ本番、ショパン外こもりウォーカーの時の気持ちを思い返して精一杯明るく振舞おうとするが、モツさん親衛隊の心はなびかず、「こんなのモツ様じゃない」「モツ様の方が1000倍いい」と言われてしまう。苦しむショパンの脳裏に、前世の青年期の記憶が蘇った。

 7歳で初めての曲を書いたショパンは神童と呼ばれ、ウィーンへ渡った。そこで「ドイツ人がモーツアルトを生み出したように、ポーランド人はショパンを生み出したのだ」という言葉で絶賛される。しかし、その言葉が一人歩きして、「モーツアルトほどではないのではないか」という批判の声が飛び交うようになった。辟易したショパンは自分から「モーツアルトと比較されるのは嫌だ」という文を書いている。

モーツアルト、君は確かに人の心をつかむ天才だ。僕にはとても真似できない。でも、君なんかと、比べられたくないんだ!」

 そのままムジーク衣装に変身し、「4.a.m.Nocturne」でダンボールタワーを作って上昇してしまう。

「せめて物理的にでも、君が届かない高みへ行ってやるんだ!」

 1期3話の大家さんみたいにタワーに乗って追いかけて行くのは、シューさん。しかし、やはり届かない。ベトが「田園」ムジークで作ったロボも、「Life is beautiful」による巨大化ジャンプも、もはや宇宙まで達したショパンには届かなかった。

 シューのピンチを救ったのは、モツのムジーク、「HAVE A NICE DAY!」だった。風邪で弱った体を押して出てきてくれたのだ。

ショパン殿は君のことで悩んでいるんだ。モーツアルト、君が行くべきなんじゃないか?」

「今の僕じゃ何を言っても届かないよ」

「そうだ、シューベルトショパンを救えるのは、かつて同じ境遇にあったあ」お前だけだ」

「先輩の仰せなら」

鳥になって空へ飛び上がり、ダンボールタワーの頂上までいく。

 押し寄せるのびるダンボールをかわしながら、シューは1期3話のようなダンボールの覆いを少しずつ剥がして行く。

「誰だって、人と比べられて、嫌な思いをすることがある。私だってモーツアルトのモノマネだとか、散々に言われた。でも、そんなこと気にしなくっていい。

 合コンの件だって、モーツアルトになろうとしなくてよかったんだ。君のありのままを見せればよかったんだ」

 シューの言葉に、ショパンは納得し、ムジークを解く。

 仕切り直しをし、ショパンは自分のしたいことを合コンに反映させることに。すなわち、ファミコン。2期18話でやっていたようなカーレースを男女2人ずつでやることに。次々と繰り出されるショパンの超絶技巧的操縦テクと、集中のため前髪を払いのけた時の顔に、女たちは見惚れてしまい、モーツアルトはせきをしながら、ほおを膨らます。シューさんは操縦をミスりまくり、女たちに笑われ、「おのれ、モーツアルトショパン!」と激昂するのだった。