空想科学読本的な何か:クラシカロイド ムジーク最強決定戦
ナジェ「前回、音楽としての「ムジーク」を批評しましたが、今回は作中で使われる「魔法」としてのムジークの効果を検証したいと思います。まず簡単に効果を説明し、「お役立ち度」(特に歌苗のためになるか)、「攻撃力」(特に対ボス戦でどう使うか)、「危険性」(暴走した場合どのくらいやばいか)の3項目について判定します。最後にキャラごとに総合評価を出します。それではどうぞ!」
・「情熱について語るべき2、3の真実〜田園より〜」
効果:機械をロボット化する。人を操って社交ダンスさせる。促成栽培にも応用可。
「お役立ち度」:5
実際、1期1話で取り壊し業者を社交ダンスとロボットで追い払ったり、1期21話でお掃除ロボットを作ったりした。うまく応用でき、邪魔が入らなければ、歌苗の家事を全部肩代わりでき、借金取りも二度とやってこないようにできるかも。促成栽培も、2期でのシューさんの家庭菜園に使えば食費を浮かせられるかも。
「攻撃力」:5
事実、トランスフォーマーみたいなロボットを作ってバッハに対抗した。1期最終話でトラック型ロボを作って野を越え山を越えしていたので、機動性は十分ある。
「危険性」:5
人が乗ってる車や飛行機や船、原発や核兵器をロボット化してしまった場合。死人出せる系ムジークの一つ。
・「皇帝の美学」
効果:大量の皇帝ペンギン(ボスはナポレオン型で超巨大)を召喚。
「お役立ち度」:2
1期5話での活躍は、キングの標的は歌苗でなくクラシカロイドだったため除外。見世物として借金返済の足しにはなるのかも?
「攻撃力」:4.5
対キング戦や対バッハカツラ人間戦、対レゲエマン戦で大活躍。ただ、ペンギンの攻撃法がのしかかる、ビンタ、キックぐらいしかないので、田園と違い人を殺せる程ではない。大ボスナポレオンならできそうだが。
「危険性」:4.5
ペンギンの大量発生で街を大混乱に陥れられる。ソースは1期12話のスタジオ。ただやはり死人は出ない。「パプリカ」よろしくペンギン大行進という非現実的光景に発狂する人なら現れそうだが。
・「六弦の怪物〜クロイツェルより〜」
効果:皆をクラシカルな衣装に変え、ヘドバンさせる。
「お役立ち度」:2
実用性はゼロ。ただし、見世物としては相当優秀。ロックコンサートを開き、金をがっぽり稼いで家賃を収めよう。
「攻撃力」:2
補助系。相手を動きにくい近世ヨーロッパ風衣装に変え、無理やりヘドバンさせ、動きを封じたのちに「田園」か「皇帝」で仕留めよう。
「危険性」:3
2期9話のショパンさんのように一晩中粘れば、相手の頭が勝手にもげる。しかしその前に、リッちゃんみたいに失神しないように注意。
・「豊穣の夢〜エリーゼのためにより〜」
効果:コーヒーを美味しくする。食欲増進。
「お役立ち度」:1
歌苗がコーヒーを飲む時や、風邪で食欲がないときに使ってあげよう。また、すぐにお相撲さんになりたい時にも有用。
「攻撃力」:1
1期24話で必殺技となったのは相手が非防水ロボットだから。一応補助系。相手が食べたくてたまらなくなっているうちに攻め込もう。
「危険性」:3
コーヒーはともかく、食欲増進の方は、一般人を短期間で相撲取りの体型に変えてしまうレベルのものであることに留意しておきたい。うっかり暴走させるとリスト様やクラクラや大家さんがあられもない姿になるかも。
・「大宇宙音楽賛歌No.9」
効果:特になし。宇宙人のアンコールに応えた歌。
「お役立ち度」:1
地球を救ったというのは状況が特殊すぎるので除外。基本的にただの歌である。紅白を締めくくるのにはいい。
「攻撃力」:1
むしろはるばるやってきた宇宙人を包み込むためのムジーク。まあ、宇宙人の協力を得られれば、召喚系魔法として使えないこともない。
「危険性」:1orMax
むしろ人類のメシア。しかし、「この美しい音楽を自分たちだけのものにしたい」という悪い宇宙人を呼び寄せてしまったら……。ある意味人類滅亡を導けるムジーク。
効果:カジノを出現させ、踊るコインをじゃんじゃか生み出す。
「お役立ち度」:1(or5)
あのコイン売ったら借金返せるかも! 売れない可能性の方が高そうだが。日芽歌さんといいワーグナーといい、音羽館を救えるのはあぶく銭だけなのか。
「攻撃力」:3
あのコイン雪崩は攻撃に転用可。2期18話では踊るコインが騎士を殴っていた。幻覚系なのでかく乱要因としても使用可。ソース:2期2話。
「危険性」:3
せいぜいコイン雪崩で窒息死の可能性ぐらいか。あとギャンブルの幻覚を見せるのは別の意味でテレビの前の子供たちにとって危険だぞ。
・「song for the moon〜月光より〜」
効果:和風の幻覚を見せる。自身がうさ耳になり、ウサギ型餅を降らせて相手の心を癒す。また、2期18話では巨大うさぎの召喚に応用された。
「お役立ち度」:1
家庭環境や借金のことで荒んだ歌苗ちゃんの心を一時だけでも癒してあげてください。
「攻撃力」:2
あの巨大ウサギの戦闘力は未知数。ウサギ餅で相手を別の意味の戦闘不能に追い込むことも可能。
「危険性」:2
だるまや羽が飛び交う中で、ウサギが降ってくる光景はある意味狂気。ただ癒し効果のおかげで発狂者は出ないだろう。あ、いや、2期9話で約1名出てた。
・「運命、崩れ落ちる。〜交響曲第5番より〜」
効果:自身がランプの魔人風の屈強な巨人に変身する。
「お役立ち度」:2
もう少し早くに出せていれば借金取りを物理的に追い払う手段になったかも。
「攻撃力」:Max
硬い扉も打ち破る腕力を手に入れられる。
「危険性」:3
ベトのクラシカロイドとしての円熟期に発動したので、暴走はしないはず。なので街を破壊するような結末には至らないはず。暴走の可能性が1%はあることにより、1にはできなかった。
総合評価
「お役立ち度」:5
借金返済、取り立て人追い払い、家事の全てに役立てる。
「攻撃力」:5
「田園」最強。攻撃系が4つ、補助系が4つというバランスのとれた技構成。どんな相手も怖くない。
「危険性」:5
「田園」「クロイツェル」「第7」は頑張ったら死人が出せる。宇宙人を呼び寄せる「第9」も潜在的な危険性あり。
・「アイネクライネ・夜のムジーク」
効果:一時的に願いを叶える。相手を「不思議の国のアリス」のトランプ姿に変え、ダンスを踊らせる。
「お役立ち度」:2
願いが叶うといってもつかの間のこと。しかしその幻の効果は抜群。歌苗ちゃんにいい夢を見せてあげましょう。
「攻撃力」:1
妨害系。ダンスや幻覚で相手を撹乱しよう。
「危険性」:2
なんとなく願いが叶うシーンの見た目が幻覚剤ワールドっぽいが、中毒性はない模様。トランプダンスも長く続ければ衰弱死させることもできるが、やはり一晩中粘る覚悟が必要。
・「炎のレクイエム」
効果:巨大な骸骨を召喚、骸骨が吐く青い炎を浴びたものは懺悔せずにはいられなくなる。
「お役立ち度」:1
懺悔なんかしたくないやい! もっと早くに覚醒していれば、作業員を追い出すのに使えたかも。でも作業員もいつまでも悔やみ続けて、なかなか帰ってくれなさそう。
「攻撃力」:3
巨大骸骨による直接攻撃は一応可能。対バッハ戦で使われた。しかし、基本は妨害系。2期16話では警察の足止めに使われた。
「危険性」:4
シューさんに「生きててすみませーん!」と言わせるレベルの精神攻撃。効果範囲も持続時間も長い。懺悔のあまり衰弱死する人が続出しそう。あのガシャドクロも地味に狂気じみた怖さがあるしね。
・「みかんゾンビマーチ〜トルコ行進曲より〜」
効果:人やものを操り行進させる。ゴーストの召喚も可能。
「お役立ち度」:1
ショパン曰く「何も解決してないよね?」
「攻撃力」:2
一応ゴーストは攻撃用だが、バッハに打ち消されたため実力は未知数。基本的に防御・妨害系。
「危険性」:4
人を操るムジークなので持続時間によっては衰弱死もありうる。車を立たせて行進させるのも、乗っている人や横断歩道を歩いている人にとってはたまったもんじゃない。
・「疾風怒濤〜交響曲第25番より〜」
効果:モツが17歳の史実姿に変身する。
「お役立ち度」:1
ひたすら美しいが、モツ以外が聞くことのなかった旋律。
「攻撃力」:1
これだけ惚れ惚れする楽曲なので、妨害に転用可。しかしモツはそんな使い方を許さないだろう。自分の17歳の恋人のそんな使い方を。
「危険性」:1(or5)
モツ担の人を萌え死にさせるムジーク。
・「世界はMUSIC!〜魔笛より〜」
効果:歌苗と奏助をステージ衣装に、パッド君とハッシーをスピーカー付き飛行物体に変身させ、八音の音楽が宇宙人に届くようにする。
「お役立ち度」:2
地球を救った一因ではあるが、普段使うとしたら、凧にさらわれたシューさんを連れ戻すのに使えるぐらい?
「攻撃力」:1
宇宙船からの光線を全て避けられる驚異の俊敏性を手に入れられる補助系ムジーク。宇宙人へのウェルカムソングでもある。
「危険性」:1(or5)
第9と同様、悪い宇宙人すら呼び寄せてしまいそうではある。原曲はキーが高すぎるので別の意味で危険。
・「ラブゲーム大作戦〜フィガロの結婚より〜」
効果:それぞれが一番好きな人の幻覚と愛しあえるようになる。要は人類補完計画。男女の組が両思いかどうかを確かめる相性チェッカー的な効果も。
「お役立ち度」:2
ワーグナーと海月のカップリング成立に貢献した。しかし、なぜベートーヴェンと歌苗、リストとショパンは結ばれなかったのか。
「攻撃力」:1
妨害系。2期18話ではミニ騎士どうしをラブラブカップルにした。
「危険性」:2
前述の通り、人類補完計画のような危険な幻覚の匂いがすること以外は、いたって安全。効果範囲も持続時間も控えめなので。
・「HAVE A NICE DAY!〜オーボエ協奏曲より〜」
効果:鳥やその卵を多数召喚。鳥に変身する効果も。
「お役立ち度」:3
確かにお使いには便利だね。渋滞もトラブルも一切関係なし。屋根の修理や掃除にも少し役に立ちそう。あと、あの卵、食べられるのでは?
「攻撃力」:1
回避系。空に飛び上がって相手の攻撃を避けよう。相手も鳥に変身すれば妨害にもなるかも。
「危険性」:2
効果範囲を広げれば人類鳥化計画が完成するが、2期19話を見る限りそれはなさそう。
・「光の旅人〜交響曲第40番より〜」
効果:辺り一面を氷の世界に変える。
「お役立ち度」:2
2期24話でみんなのムジークが戻るきっかけを作ったが、ムジークの効果かどうかわからないので除外。とりあえず、これがあれば冷房いらず?
「攻撃力」:5
RPG風正統派の攻撃系、かつ妨害系。そうか、モツは氷・炎タイプだったのか。
「危険性」:5(or3)
暴走すれば氷河期を起こせるだろうが、この時期のモツは安定しているのでそれはないだろう。
総合評価
「お役立ち度」:2
効果がその場限りの楽しみをもたらすだけ、というものが多いのが、いかにもモツらしい。
「攻撃力」:4
主砲は「光の旅人」と「炎のレクイエム」。ベトにはない防御系と回避系を持っているので、本編通り共闘するのが一番。逆に、ベトとガチンコ勝負した場合、モツ側にはかなりの頭脳戦が強いられそう。
「危険性」:4
「炎のレクイエム」と「みかんゾンビマーチ」が暴走したらやばそう。モツの性格もあり、人類滅亡を導くのはベトではなくむしろ彼かもしれない。
・「子守唄」
効果:相手を赤ちゃん化させる(物理的にではなく、赤ちゃんのような振る舞いをさせる)。
「お役立ち度」:-1
むしろ迷惑。これで音羽ロイドがみんな赤ちゃんになったら歌苗の苦労がマックスになるだろう。……おや、でも今とそんなに変わらないような……。
「攻撃力」:3
妨害系という名の攻撃系。赤ちゃん化するということは戦わずして相手を戦闘不能にするということだから。
「危険性」:5
1期4話で証明済み。シューさんのムジークは暴走しやすいので、下手したら全人類が赤ちゃん化して滅亡する。
・「ます」
効果:自分や相手を魚に変身させ、脳内をゆるふわにする。期間は1週間。こちらは物理的変身。
「お役立ち度」:-1
とりあえずその辺の人をますにして食べてしまおう。
「攻撃力」:3
「子守唄」に同じ。脳までアホになるところまで赤ちゃん化現象そっくり。
「危険性」:5
1期13話で証明済み。人類魚化計画ができる。持続時間も1週間と長い。また、むしろ使用者を命の危機に晒すムジークでもある。
・「シューベルトの魔王道」
効果:相手や自分をアメリカンヤンキーが描いたような壁絵に変える。
「お役立ち度」:-1
むしろ迷惑。シューさんのキレッキレのラップでの文句が飛んでくるおまけつき。
「攻撃力」:3
「子守唄」「ます」に同じ。歌苗ちゃんをそばに侍らせたりと、何気に相手を自分の思い通りに動かす洗脳系ムジークでもある。
「危険性」:4
こちらはシューさんがちゃんとコントロールできているので大丈夫。ただし暴走すれば人類壁絵化計画ができる。
・「Life is Beautiful〜ザ・グレートより〜」
効果:自身を巨大なレゲエマンに変身させる。相手を恍惚感に浸らせる。人や背景をレゲエ風に変えることも可。また、相手のムジークを吸収する効果もある。動画などを通し、間接的に聞いたものにも効果が及ぶ。
「お役立ち度」:1
早くに覚醒していれば取り立て人を追い出すのに使えたかも。しかし基本的にはただの迷惑。紅白の会場を破壊したし、ハママツに新しい池作ったし。
「攻撃力」:5
物理攻撃・洗脳・無効化と3拍子揃った最強のムジーク。ベートーヴェン先輩にあと一歩で勝つところだった。
「危険性」:Max
2期5話で証明済み。危うく人類がハッピーに滅びかけた。なのに巷では人類を救うレゲエとして崇められたんだから両極端だ。
総合評価
「お役立ち度」:-1
コントロール云々以前にろくに役に立つムジークがない。人間的にはこんなに役に立つ人なのに。
「攻撃力」:Max
3つのムジークで戦わずして戦闘不能にできる。どうしても戦わなければならないときも、とりあえずザ・グレートが最強。すでに戦闘力では先輩を上回る。
「危険性」:Max
暴走しても故意でも、効果範囲や持続期間が大きく、被害も甚大なムジークが多い。もはや生物兵器。
リスト
・「愛の矢の夢」
効果:ジャックと豆の木みたいな蔦を上方に伸ばす。マッチョのキューピッドを召喚。その矢に当たった人は少女漫画顔になり、お互いにメロメロになる。
「お役立ち度」:1
これで男っ気のない歌苗のお婿さんでも見つけてやれ。
「攻撃力」:3
戦わずして戦闘不能にする系。また、性別年齢問わず誰でもカップルにしてしまう様子、特に、工事のおっさんたちが愛し合っている様子は、視聴者の腹筋にダメージを与える。キューピッドの容姿もツボ。
「危険性」:3
一応洗脳系。また、ここでの愛は恋愛ではなく博愛に近いので、効果時間が十分長ければ、人類は子孫を残せなくなるだろう。同性愛もありっぽいし。
・「Fool Love Rhapsody〜ハンガリー狂詩曲より〜」
効果:相手を蛹に変え、本音をぶっちゃけさせる。ぶっちゃけ終わった人間は蝶になって飛び回る。
「お役立ち度」:3
ぶっちゃければ気分爽快! ぜひ女子会の締めにこのムジークを!
「攻撃力」:2
洗脳系かつ妨害系。蛹や蝶に変われば何も攻撃できないし、弱点をぶっちゃけさせることも可能かも。頭脳プレイには意外と役に立ちそう。
「危険性」:4
相手によっては、痴話喧嘩や犯罪や第三次世界大戦の火付け役となりうるムジーク。
・「愛の鐘〜ラ・カンパネラより〜」
効果:鐘とゴングを召喚。グローブをはめて鐘を殴り、その音波で相手の心を清めたり、髪の毛を吹っ飛ばしたりする。直接グローブで殴ることも可。
「お役立ち度」:2
改心したいときに使いましょう。上手く使えば音羽館のクズニートどもを更生させられるのでは?
「攻撃力」:4
髪を一瞬で綺麗に吹き飛ばすレベルの音波、相当の破壊力である。もちろん拳の破壊力もひどい。また、清らかな鐘の音色には洗脳効果もあり、戦わずして戦闘不能にすることも可。
「危険性」:4
リッちゃんの「愛のムチ」が暴走すると、坊主が続出しそう。
・「Mephisto Sheriff〜メフィスト・ワルツより〜」
効果:周囲を西部劇の世界に変え、自身が保安官となる。持続時間はほぼ丸1日。
「お役立ち度」:1
現実逃避には役に立つかも。
「攻撃力」:1(or5)
自分が主人公の西部劇世界を作れるということは、ずっと俺のターン! ということだよな? ドラマティックな展開が必要なので、倒し方はまどろっこしくなるが。
「危険性」:4(orMax)
世界改変というある意味一番やってることがすごいムジーク。効果範囲を広げれば人類が物理的に新たなステージに到達しそう。
総合評価
「お役立ち度」:2
「狂詩曲」が大家さんの精神的支えにはなるかも?
「攻撃力」:4
シューと同様正面衝突を避け、やむを得なければ「愛の鐘」で直接攻撃。何気に「メフィストワルツ」がチート。
「危険性」:4
洗脳系が多く、効果範囲や相手によっては人類を破滅に導く。ただし現実には効果範囲はそこまで広くないので大丈夫。
・「4.a.m.Nocturne」
効果:ダンボールを操る。ボールを作って閉じこもったり、タワーを伸ばして攻撃したり、相手をダンボール箱に閉じ込めたり、目張りしたりと応用範囲は色々。
「お役立ち度」:1
1期21話で検証済み。ただし引きこもりの彼自身へのお役立ち度はMax。
「攻撃力」:3
物理攻撃系かつ防御系。何気にタワーは相手を酸素欠乏症による窒息死させうる大技。
「危険性」:3
前述の通り。ショパンだけが引きこもる分にはいいが、相手に使うと、効果時間によっては殺せる。
・「夜半の月〜幻想即興曲より〜」
効果:電脳世界を操る。バーチャルアイドルに人格を与えたり、逆に解体したり、自分以外の人を電脳世界に送り込んだり。
「お役立ち度」:2
ジョリーのPとしての収入が音羽館への家賃となった?
「攻撃力」:3
強力な妨害系。電脳世界に人を送れば戦わずして戦闘不能にできる。二次嫁の具現化も、アニメの世界のヒーローとの戦いがあれば役に立つかも。
「危険性」:5
1期24話で閉じ込められたバッハカツラの一般人、どうやってもとに戻したの? また、意志を持ったプログラムを作るのも、ネットの世界をかき乱しそうで危険。
・「恋はジョリジョリ〜華麗なる大円舞曲より〜」
効果:ジョリーのムジーク。辺り一面をお花畑に変える。
※ジョリーのムジークなので考察は割愛。ただ一つだけ。世界改変ということである意味、メフィストワルツの小規模版である。
・「子犬のカーニバル〜子犬のワルツより〜」
効果:相手を子犬に変え、サーカスを出現させ曲芸をさせる。動物と意思疎通できるようになる。
「お役立ち度」:2
金稼ぎ用の見世物としては「六弦の怪物」の次に優秀では?
「攻撃力」:2
妨害系、洗脳系かつ情報収集系。動物の意見を聞いて大規模戦闘の作戦を立てたりするのが楽しそう。
「危険性」:4
効果範囲によっては、人類犬化計画になったり、動物の恨みつらみを聞いたみんながノイローゼになったりしそう。サーカスもある意味小規模な世界改変。
・「雨だれと憂ごと」
効果:屋内でも雨雲を出現させ雨を降らせる。長時間雨を浴びると、あらゆるものが四角に見えるようになる。
「お役立ち度」:4
これで水道が止まっても安心。日照り続きの時があれば、家庭菜園の助けにもなりそう。
「攻撃力」:3
正統派妨害系かつ洗脳系。チョっちゃんはみずタイプ。
「危険性」:4
頑張れば農作物を壊滅させられる。また洗脳も、地味に相手の人生を壊滅させられる。
効果:自分以外の味方を、それぞれの心に思い描く英雄に変える。
「お役立ち度」:3
大家さんはじめ、弱きものたちの精神的支えになる。
「攻撃力」:2
補助系。しかし、英雄に変身したみんなは大きな戦力になりそう。なぜ最終戦で使わなかった。
「危険性」:1
味方限定効果なので大丈夫そう。邪な心の持ち主がいなければだが。
総合評価
「お役立ち度」:2
「英雄」以外、あくまで自分本位の能力なのがクラシカロイドらしい。
「攻撃力」:3(or5)
主砲「ノクターン」に様々な補助系が加わるバランサー。「英雄」は団体戦で奏助や歌苗など一般人を戦力にできる優れもの。
「危険性」:4
夜半の月は、ニコ生配信すれば人類を滅亡させられる。チョっちゃんが本格的に人間嫌いにならないことを祈るばかり。
・「SHALALA 悩んでても解決せん〜くるみ割り人形より〜」
効果:ネズミを人間に変え操る。
「お役立ち度」:4
あのネズミ、かなりパシリに使えそう!
「攻撃力」:4
「皇帝」のペンギンほどではないが、なにせ数が多いので破壊力がある。何気に人間並みの知性を持っているのも他の召喚系ムジークにはない強み。
「危険性」:3
チャイコのムジークはコントロールがよく効いているので大丈夫。万一暴走すれば、ネズミは半端ないかずいるので、街一つ壊滅させるぐらいはたやすいかもしれないが。
・「白鳥ROCK」
効果:70倍惚れやすい空間に相手を閉じこめ、カップルが成立するまで出られなくする。2期18話ではハシビロコウを召喚するという形で応用した。
「お役立ち度」:1
歌苗のお婿さんを見つけるのにはいいかも?
「攻撃力」:3
妨害系。ただし拘束時間はかなり長い。真面目をヤンキーにキャラ変させるなど、若干洗脳もできる。
「危険性」:2
恋と死の誘いという当初の予想は間違いだった。ただ、アセクシャルの人は一生出られないよね。ゼロに何かけてもゼロだもん。
総合評価
「お役立ち度」:4
ネズミという手下を様々に有効活用しよう。
「攻撃力」:3
攻撃と妨害の二刀流。ただし併用は難しそう。
「危険性」:2
比較的マシ。
・「嗚呼 えんどれすどりいむ〜乙女の祈りより〜」
効果:太陽に変身し、周囲の人に自分を崇めさせる。2期18話では炎も出せた。
「お役立ち度」:2
雨続きの日に家庭菜園の助けに。
「攻撃力」:4
ガチの洗脳系。かつほのおタイプの攻撃系。戦わずして戦闘不能にし、相手を業火の炎で焼き尽せる。
「危険性」:4
新興宗教が開ける。
総合評価
一発屋ながら、攻撃と妨害を同時にこなすバランサー。ラスボスになれば音羽ロイドたちが束になってもかなわない可能性も。
バッハ
・「How to Win! 〜トッカータとフーガより〜」「魔力のアリア」
効果:ムジークその他特殊能力の無効化。前者は洗脳効果や、音符の矢を放つ効果もある。
「お役立ち度」:4
あのロイド達の暴走を鶴の一声で止められるんだから大家さんは大助かりだろう。
「攻撃力」:5
防御は最大の攻撃。まさしく上条当麻。
「危険性」:4
洗脳の件について。それでアルケー社をアイドル会社にしたんだから怖い。
・「Funk稲妻っ! 〜無伴奏チェロ組曲より〜」
効果:全人類のバッハ化。カツラとサングラスを人々に装着させ、音楽用語しか喋れない体にする。
「お役立ち度」:Min
これで喜ぶのは三弦さんだけだ。
「攻撃力」:Max
シューベルトを除くクラシカロイドには効かないが、それでも全人類を僕にできるという点で最強すぎる。
「危険性」:Max
言わずもがな。
・「すべては愛から〜ブランデンブルク協奏曲より〜」
宇宙人のウェルカムソング。「大宇宙音楽賛歌」と同じなのでそこを参照。
・「But I still love you forever〜マタイ受難曲より〜」
効果:千手観音に変身。
「お役立ち度」:1
とりあえず三弦さんは狂喜乱舞。
「攻撃力」:Max
扉をこじ開ける腕力。チビバッハは腹筋の方にダメージ。
「危険性」:1
暴走はなさそうなので、むしろ救世主。
総合評価
「お役立ち度」:1
バッハ様の崇高な理想は日常の場面では役に立たない。
「攻撃力」:Max
主砲「マタイ受難曲」と無効化能力を併せ持つ最強のバランサー。ベトさんとガチバトルやってほしい。
「危険性」:Max
仮定でなく実際に人類を滅ぼしかけた。そして救った。
・「make the revolution〜ワルキューレの騎行より〜」
効果:相手のムジークを奪う。
「お役立ち度」:4
あのロイドの暴走(ry
「攻撃力」:5
バッハ様をも不能にした凄さ。木原さんだ。
「危険性」:5
暴走の危険は常にあり。
・「革命賛歌〜ニュルンベルクのマイスタージンガーより〜」
効果:騎士達の舞い踊る幻覚を見せる。暴走するとウィンナーとフォークを持ったミニ騎士達を生み出す。
「お役立ち度」:3
あのミニ騎士、パシリに使えないか?
「攻撃力」:4
「皇帝」のペンギンなどに比べるとどうしても小物感があるのがワーグナーらしい。
「危険性」:5
実際に暴走した。あのまま行けば少なくとも失明者があらわれていた。
・「闇を切り裂く光〜ジークフリードの葬送行進曲より〜」
効果:アルケー社ビルを楽器で作ったヴァルハラ城に変える。テレキネシスを使う天女を召喚させる効果も。補助効果として、もう一人の歌苗を出現させた。
「お役立ち度」:Max
最後、歌苗の命を救った。
「攻撃力」:2
アルケー社以外の世界になんら危害を加えていないところが、承認欲求という小さなところに拘泥しているワーグナーらしい。
「危険性」:5
歌苗が一回死にかけた。……あれ?
総合評価
「お役立ち度」:4
状況の勝利。
「攻撃力」:3
対非クラシカロイド戦ではどうしても見劣りしてしまいそう。正直能力奪取が最強にして唯一の力。
「危険性」:4
これも状況がゆえ。
・「出発進行!! 伝説へ〜新世界から第4楽章より〜」
効果:列車を召喚して、相手まで突撃。
「お役立ち度」:4
歌苗ちゃんを是非気ままな旅行へ連れてったげて。
「攻撃力」:4
バッハには遮られたが、なかなかの破壊力。
「危険性」:3
轢死。
・「GOING SWEET HOME〜新世界から第二楽章より〜」
効果:みんなをそれぞれの故郷に帰す。
「お役立ち度」:4
ぜひ旅の帰りの運賃を節約させてあげてください。
「攻撃力」:1
防御系?
「危険性」:1
前述ゆえに。
総合評価
「お役立ち度」:4
人間性とともに、どうか歌苗ちゃんの助けになってあげてください。
「攻撃力」:3
主砲「出発進行」が強力。
「危険性」:2
ほぼなし。
ハッシー
・「Classicaloidのテーマ」
効果:動物を召喚して、旅に出ていたクラシカロイド達を召還する。
「お役立ち度」:Max
奏助の孤独を癒せてよかったね!
「攻撃力」:0
「危険性」:0or5
またあのロイド達のはちゃめちゃな日々が始まるのだと思うと……。
長い間、閲覧ありがとうございました。