クラシカロイド １期１ー５話感想
ナジェ「どうも、クラシカロイドがある意味進路を決めるきっかけになったナジェージダです！
今までクラシカロイドの感想を書いてきましたが、ショパンとリストの史実ネタをぶっ込みまくって訳のわからないことになっていたので、一旦整理して、純粋に内容だけの感想をざっくり書いて行きたいと思います。１話だいたい５００字ぐらいで抑えるのでぜひ読んでください。また、ムジークの感想も入れる予定です」
ミーチャ「相方のドミートリーです。またナジェがいらんこと言い始めたら修正しますのでそのつもりで」
ナジェ「それでは行きましょう！」
１話「ベトとモツと音羽館」
ナジェ「この話を一言で言うならば、「疾走感」かな。私、借金がどうのとか両親のネグレクトがどうのという不幸ネタが大嫌いなのに、歌苗の事情もどこ吹く風で騒ぎまくるベトとモツに殺意を覚える前にムジーク発動、そこから不思議空間でみんなが社交ダンス始めるところの爽快感よ！ EDまで一気に駆け抜けたわ！」
ミーチャ「他の人のブログ見ていると１話は面白くないって言っている人多いけど、俺とナジェは逆に１話でハマったね。冒頭から第九と第五バックに餃子焼くっていうむちゃくちゃやらかしているのに、後半を見ると正統派な子供アニメに見えてくるから不思議だよね。やっぱりこれも、ムジークによるところが大きいかな」
ナジェ「「情熱について語るべき２、３の真実〜田園より〜」。あの牧歌的な原曲を、メロディーほぼそのままギターで演奏するだけで、あんなに勇気の出る曲になるなんて！ 疾走感の出所はここだね。伴奏に管弦楽器も少し入っていて、少しだけクラシックしているのが良い。歌詞も障害に惑わされず自分の意志を貫くぞって感じで素敵！ 効果はロボットを作り出して社交ダンスさせるっていうなかなかシュールなものだけど。社交ダンスじゃなくてヘドバンでしょそこはw」
ミーチャ「EDでこの曲のギターに合わせて、８人のクラシカロイドの顔が出てくるのがかっこいいよね。これからの展開に期待を膨らませて、さあ、２話へ！」
２話「出せ！ ムジーク」
ナジェ「一言で言うと「安心感」。モーツアルトの下ネタ好きは結構有名だから、まあ出るわなと思ったけど、この話ではスカトロジーにまでいかなくてよかった」
ミーチャ「そりゃあそっち方面の下ネタはアウトですわw おっぱいケーキも貧乳いじりも大概危ないし若干差別的ではあるんだけどな。あとこの回で気になったのは、奏助のムジークへの食いつき方は異常ってこと。パッド君の解説と魔法みたいな効果から察するに、あれはクラシカロイド（＝非人間）にしか出せない超能力で、モテるための道具には使いにくいってことがわかりきってるのに、それでも自分のものにしようと、４９話分を通して躍起になるっていうねw」
ナジェ「そのくせあれだけ天才のそばにいて、いい解説役もいるのに、クラシックには興味持たないんだよね。リッちゃんにピアノ教わって、『愛の夢』でも弾けるようになった方が、絶対にモテるよ」
ミーチャ「まああの顔と性格だとそれもきついけどな。ムジークは「アイネクライネ・夜のムジーク」。耳慣れたメロディに可愛らしいアレンジ、そして聞いたものの願いを叶えるという効果。あ、NHK土曜夕方の子供向けアニメが始まったな、って思ったよw」
ナジェ「私はうまく歌えないけど、ポップス風の可愛いメロディが大好きだよ。「ちょっと凹むことだって今は忘れようよ」とか、のちの「HAVE A NICE DAY!」といい、tofubeatさんは落ち込んだ人を励ますのうまいなあ」
ミーチャ「で、調子付いたところで３話へ」
３話「チョッちゃんとリッちゃん」
ナジェ「出ました私の推し初登場回！ この回を二言で表すなら、「声優」と「犯罪」。
まず「声優」。鳥海浩輔さんの演技が最高すぎて私はチョッちゃんにハマった。「それ書けば、僕でも、ここにいていいの？」と、「やっぱりよく知らない人無理ー！」のところ、何回巻き戻して聞いたことか！ いいわあ、ゾクゾクする♡ のちの回ではチョっちゃんあまりいいセリフを言っていないので、その美しいお声を存分に楽しむことができず……。チョッちゃん回を見るのがレンタルの時点から待ちきれなかったよ！
次に「犯罪」。リッちゃんもチョっちゃんも犯罪的存在だったわ。
まずリッちゃん。その大きな谷間を大家さんの顔に押し付けたり、頰を赤らめて腕をクロスさせて「感じるう」とか「ゾクゾクするう」とかいうのはギリギリのネタだよ。
そしてチョっちゃん。位置情報がダダもれだからって「知らない人」の家に勝手に忍び込んで住み着くのはダメよ。良い子のみんなも真似しちゃダメ。位置情報を切ってね。こんなに素敵な居候さんは普通手に入らないもんだからね。っていうか、どうやって大家に気づかれずに入ったのやら」
ミーチャ「餃子の妖精か、床ドンされて喜ぶお化けだからじゃない？
ムジークは２曲。ボカロが歌う「４a.m.Nocturne」は、歌詞が中二病すぎて笑ったけど、静かで美しい下降調の原曲を、少しずつ上昇しながら飛んでいくような、正反対のイメージの曲に変えてくれたのがよかったわ。クローゼットが上昇していくムジークの絵にあってるよね。『愛の夢』をアレンジした「愛の矢の夢」は、しっとりした原曲を超ゴージャスなユーロビート風ポップスにしている。高音が多くて、女性が歌うと気持ちいいかもしれないな。若干原曲が迷子になっている気もするが……」
ナジェ「餃子オフ会からのクローゼットタワーによる逃避行、そしてキューピッドによる少女漫画的展開も、１話並みの疾走感があって大好き。あとから来てキューピッドの矢に当てられた３人、自分の興味を言ってるだけやんw それでもショパンさんも含めみんな仲良しになってしまうところが、ああ洗脳って怖いなあと思わせるところだったり」
ミーチャ「音羽ロイドも４人揃ったところで、次！」
４話「さまよえる後輩」
ナジェ「他の人のブログではこの回を絶賛している人が多いんだけど、シューさん推しでない私も全くの同感。テーマは「時代錯誤」。なぜこのネタをベトやモツでやらなかったw」
ミーチャ「小ネタが面白すぎるよね。はっきりと覚えているだけでも、幼稚園児のお遊戯に合わせて体を動かすシーン、コンビニの自動ドアを出入りしまくるシーン、メガネに踏切の赤いライトがチカチカ映るシーン、祭を革命と勘違いするシーン、オルゴールのベトとモツの歌に向かって尊敬の言葉を述べたり罵倒したりするシーン、餃子焼くのを音楽というシーン、無銭飲食して野ばらを歌いながら餃子をタダで配るシーン、大真面目なこと言いながら鼻水と涙ダラダラでムジークを垂れ流すシーン。本当に笑いの宝石箱やわ」
ナジェ「きわめつけは「この世界の人間は、みんな魔王に操られている」というレトロな被害妄想。厨二っぽくて最高。チョっちゃんが言ってそうだなと思うのは気のせい？」
ミーチャ「今回のムジークは原曲そのままの「子守唄」。赤ちゃん返りとか、某スティッチの可愛いいとこを思い出すぜ。効果範囲も広く、発動条件もよくわからんという、まさに生物兵器だな。のちの「Life is Beautiful」がなくてもこれさえあれば世界の紛争は止められたんじゃない？」
ナジェ「それは言わないお約束。それでは、５話に移りましょう！」
５話「漆黒のギョーザー」
ナジェ「この回を一言で表すと「納得」。ああ、プリキュアみたいな路線で行くのねと。最初仲間キャラが集まって、次に敵キャラが現れて、みんなで共闘して、大ボスの正体が明らかになって……と。７話で、その納得返せやwwってなりましたけどね」
ミーチャ「中が黒い餃子を作るには黒い具をって発想、なぜ出てこなかったよベトさん。炭が食べられないってことは１８世紀の人間でもわかるでしょw そして、前回はネットと繋がりたいって言っていたチョっちゃん、見事ネットのCook Padからレシピを取り出してきました、お手柄！」
ナジェ「悪役のネズミ、キングがいい味出してたなあ。チャイコというロシア人が出るからということでこの番組を見始めた私。ムジーク口上、Пусть музыка принесёт всему счастье! は、私にとってご褒美でした。まあ、最初счастьеがスチャースチーユに聞こえて、счはシャーって読むねん！ あとユとか、なんで与格にすんねん！ 対格やろ！ って思ったのは良い思い出」
ミーチャ「俺もそれ思ったw
ムジークは、まずチャイコちゃんの「SHALALA 悩んでも解決せん〜くるみ割り人形より〜」。「頭の回路を繋ぎ変えたなら全てをポジティブ思考に変更」っていう、ウルトラポジティブな歌詞がいいね。リズムもロシアっぽい独特の感じがあって楽しい。ネズミが一斉に人間になるっていう絵も面白かった。
もう一つは、ベトの「皇帝の美学」。これ、原曲が「皇帝」っていうサブタイトルに似合わないほど美しいんだよね。原曲のためにためて最後に音を吐き出してくる感じを、ギターのギュンギュン音で表したのが秀逸。歌詞はのちの「革命賛歌」と同じぐらい尊大で、カラオケで歌うには勇気が出るw 効果としては大量の皇帝ペンギンを呼び出すというもので、この先良く使われる攻撃系ムジークだね。ベトさんは氷属性だったんだ」
ナジェ「ちょ、チャイコちゃんだってムジーク発動時に雪の結晶舞ってるよw
まあこのぐらいかな。次ページは６話から。ドンミスイッ！」
